ジェネラル
クラウド間データ移行
既に大容量のデータをクラウドストレージに蓄積されているとしたら、他の魅力的なストレージプラットフォームが利用できるようになった場合、どのように移行を検討されますか?
ストレージに限りませんが、「速い」「安い」「使いやすい」といった、より合理的な選択肢がいずれ登場するのは必然です。インフラ設備のコストダウンや性能強化のために、新しいプラットフォームに移行するのは、より良いビジネス環境を維持するために必須と言えるでしょう。
たとえばハイパースケーラーのストレージに数百TBものデータが蓄積されていた場合、ストレージ容量にかかる費用だけでなく、データを利用するたびに様々なコストが加算されていきます。
そういったコストに悩みを抱えるユーザーにおいては、Wasabiのように【性能が高い】【API使用料/下り転送料等の追加コストがかからない】といったストレージプラットフォームは、既存環境を棄てて引っ越すに値する魅力的なサービスと思って頂けることでしょう。
では通常手順で既存環境からWasabiにデータを移行するためにはどれくらいの手間やコストがかかるのでしょうか?
まず同等のストレージ容量をWasabiに準備
インターネット経由で何週間にも及ぶ時間をかけデータをコピー
コピーしている期間に発生した差分や増分データを何らかの方法で検知しコピー
既存クラウド側にはデータ移行する際にAPI使用料や下り転送料が発生
移行元がS3互換であればさほどの手間はかからないとはいえ、手切れ金のような費用や、それなりの作業が発生します。特に差分増分のチェックは気を使う作業になりますね。
※退出時の下り転送料金に関してはこちらのブログもご参照ください。
■さらにお手軽に!
Wasabi Cloud Sync Managerという選択肢■
Wasabiはお客様のデータ移行を実施するサービスも提供しています。既存のS3互換クラウド環境をWasabiにさらに快適に移行したいという方にお勧めです。
<Wasabi Cloud Sync Managerの主な流れ>
まずお持ちのデータ量を保存できるWasabiストレージを準備します。
移行対象のデータ容量を申告して頂き、Wasabiはその容量に応じた見積作成を行います。
既存クラウド側に、データ移行期間にのみ利用するテンポラリーユーザーを作成し、アクセスキーやシークレットキーをWasabi作業者と共有します。
作業開始日程を連絡頂きましたらデータ移行の開始です。
Wasabi Cloud Sync Managerのサービスには以下の特徴があり、ご自身でデータ移行を実施頂くよりもはるかに楽チン、かつ低コストです。
<Wasabi Cloud Sync Managerの特徴>
データ移行の際、移行元と移行先(Wasabi)のデータ整合性チェックが行われデータの完全性が保たれます。
既存クラウドとWasabi間ではWasabiが所有する閉域網を利用したデータ転送が行われるため、通常のインターネット経由に比べ何倍も高速な転送が可能で、大規模案件でも短期間で完了します。お客様側で太い回線を用意する必要はありません。
移行期間中に発生した差分増分は何回かのショットに分け、プロジェクトの終盤に追加コピーされます。
Wasabiが所有する環境での実施となるため、既存クラウド側でお客様に対する下り転送料金は発生しません。 膨大かつ無意味な出費から解放されます。
作業レポートが提供されます。存在したオブジェクト数、プロジェクトにかかった期間や転送レートなど、作業期間中に生じた様々な情報がお客様と共有されます。
移行をご検討中であれば、【データのダウンロードにかかると思われるコスト】 と 【Wasabi Cloud Sync Manager見積価格】ぜひ見比べてみてください。
さいごに、下り転送料金がかかるプラットフォームをご利用の場合、データ量が増える度に離脱が難しくなります。データは増えるもの。いずれ移行する可能性があるのであれば検討は早い方が合理的です。
人質となってしまったデータをWasabiとWasabi Cloud Sync Managerで解放し、自由なプラットフォームを獲得しましょう!
ビジネスにおいて「データ」は非常に重要です。そして、そのデータを安全かつ効率的に保管・管理するために欠かせないのがストレージサービスです。特にインターネット経由でアクセスできるオンラインストレージとクラウドストレージは、多くの企業にとって重要な選択肢となっています。しかし両者は似て非なるサービスであり、それぞれの特徴やメリット・デメリットを正しく理解することが欠かせません。この記事ではオンラインストレージとクラウドストレージの違いを分かりやすく解説し、ビジネスシーンにおける最適な選択をサポートします。オンラインストレージとクラウドストレージの基本的な違いオンラインストレージとクラウドストレージは、どちらもインターネットを介してデータの保存・管理を行うサービスですが、提供される機能や対象ユーザーが異なります。ビジネスでどちらのサービスを利用するかは、扱うデータの規模や種類、セキュリティ要件、そして予算などを考慮して慎重に判断する必要があるでしょう。オンラインストレージインターネット上のサーバーにデータを保存し、ウェブブラウザやアプリを通じてアクセスできるサービスです。主に個人ユーザーを対象としたサービスが多く、シンプルなファイルのアップロード・ダウンロード機能が中心になります。そのためオフライン時にはデータにアクセスできないことが一般的です。クラウドストレージオンラインストレージよりも高度な機能を備えたサービスであり、企業やビジネスユーザーをターゲットにしています。データは複数のデータセンターに分散して保存されることが多く、高い信頼性と可用性が強みです。また、自動バックアップ、データの冗長化、スケーラビリティ(必要に応じた容量の増減)など、企業ニーズに対応した機能が充実しています。さらに、複数ユーザーでの同時利用、データ同期、データ暗号化など、利便性やセキュリティ面も強化されています。オンラインストレージの特徴オンラインストレージは、インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでもデータにアクセスできる手軽さが魅力です。個人利用からビジネスシーンまで、幅広く活用されています。代表的なサービス代表的なオンラインストレージサービスとしては、Google DriveやDropbox、OneDriveなどが挙げられます。いずれも、ファイルをアップロードして保存するだけでなく、フォルダの共有やファイルの同期、リアルタイムでの共同編集など、便利な機能を備えているのが特徴です。これらの機能を活用することで、チーム内での情報共有や共同作業がスムーズに行えます。オンラインストレージが適しているケースオンラインストレージは、比較的小規模なチームや個人での利用に適しています。導入コストが低い、あるいは無料で利用できるサービスも多い点が魅力です。また、直感的に操作できるシンプルなインターフェースも特徴で、専門知識がなくても容易に利用できます。そのため、ITリテラシーに関わらず、幅広いユーザーに受け入れられています。クラウドストレージの特徴クラウドストレージは、高い信頼性と堅牢なセキュリティを誇り、大容量データの保管や高度なデータ管理が必要となるビジネスシーンで力を発揮します。代表的なサービスWasabiは、低価格ながらも高い信頼性とパフォーマンスを提供するクラウドストレージサービスです。データは複数のデータセンターに冗長化して保存されるため、万が一の障害発生時にもデータの消失を防ぎます。また、必要な容量に合わせてストレージを柔軟に拡張できるスケーラビリティも大きな魅力です。すべてのデータは暗号化して保存され、アクセス制御や監査ログなど企業が必要とするセキュリティ機能も充実しています。クラウドストレージが適しているケースクラウドストレージは、特に大規模なデータを取り扱う企業や、高い可用性とセキュリティが求められるビジネスに適しています。たとえば、医療機関における電子カルテの保管、金融機関における顧客情報管理、ECサイトにおける商品画像の保存など、データの消失が許されないビジネスにおいて真価を発揮します。また従量課金制が一般的で、利用した分だけのコストで済む点も魅力です。必要に応じて柔軟に容量を増減できるため、コストパフォーマンスに優れています。ビジネスにおける選び方のポイントオンラインストレージとクラウドストレージ、どちらを選ぶべきかは、それぞれのビジネスニーズによって異なります。ここでは、サービス選定における重要なポイントを紹介します。使用するデータの規模と種類扱うデータの規模や種類によって、最適なサービスは異なります。たとえば、日常的にやり取りする資料や、容量が比較的小さいファイルであればオンラインストレージで十分に対応できるでしょう。 一方で、大容量の画像データや動画データを扱う場合、あるいはシステムバックアップなど膨大なデータの保管が必要な場合は、拡張性とコストパフォーマンスに優れたクラウドストレージが適しています。セキュリティとコンプライアンスの重要性企業にとって、顧客情報や機密情報など、取り扱うデータの保護は最重要課題です。特に近年はGDPRなどの個人情報保護法が強化されており、適切なセキュリティ対策を講じなければ企業の信頼を失墜させかねません。クラウドストレージは、データの暗号化、アクセス制御、多要素認証など、強固なセキュリティ機能を提供している点が大きな強みです。またサービスによっては、国際的なセキュリティ基準規格に準拠していることを証明する認証を取得している場合もあり、より安心して利用できます。まとめオンラインストレージとクラウドストレージは、それぞれ特徴や機能が異なるものの、どちらもビジネスにおいて重要な役割を担うデータ保管サービスです。オンラインストレージは、手軽に導入でき、小規模なチームや個人での利用に適しています。一方、クラウドストレージは、大容量データの保管や高度なセキュリティ対策が必要な場合に最適です。ビジネスの規模や扱うデータの種類、必要なセキュリティレベル、そして予算などを考慮し、自社のニーズに最適なサービスを選択してください。...
私たちは、スマートフォンでお気に入りのペットや家族の写真を簡単に見つけられるようになりました。しかし、このテクノロジーは高価で、メディアエンターテイメント業界(M&E)の大きな組織ですらなかなか利用できませんでした。ニュース速報に対応して、アーカイブから必要な映像をどれだけ早く見つけられるか?は長年の課題だったのです。そしてここ数年、M&E業界の一部では、人工知能(AI)と機械学習(ML)を活用してコンテンツを検索するようになってきました。M&E業界にとってのAIとMLのメリット エンターテイメントのチャネルが増え続ける中で、最新のコンテンツを利用してより良いストーリーをより早く伝えることができる。 4Kのデジタル映画制作では数ペタバイトのストレージ利用が一般的ですが、業界は8Kに向かっているため、1エクサバイト以上の容量が標準になる日も近いでしょう。このようにコンテンツの格納に必要なストレージ容量は増大していますが、AI/MLにより自動処理することで、ポストプロダクションのコストを削減できます。M&E業界では、メディアを分析するためにAIとMLを活用することを、一般にAI自動タグ付けまたはAIタグ付けと呼んでいます。何千時間ものビデオを分析して、人間よりもはるかに速く1つの重要なシーンを見つけるために使用します。AIタグ付けの出力は、別のデジタル資産作成の際の「重要な瞬間」を検索するために使うメタデータです。M&E業界にとってAIタグ付けの導入は必須とも思われますが、一方で導入をためらう以下の課題がありました。 セキュリティ問題:不正アクセスからコンテンツを保護する必要がある 不正確:AIが生成した結果の精度が低い 費用がかかりすぎる:実装と実行が複雑でコストがかかりすぎるため、ROIが低いこの課題をすべて解決したのが、AI自動タグ付け機能とクラウドストレージを組み合わせた初のインテリジェント メディア ストレージ、Wasabi AiRです。以下に特長をまとめます。セキュリティ:Wasabi AiRが生成したお客様のメタデータとカスタムトレーニングは、Wasabiではなくお客様が所有し管理します。...
パートナーのAIT様に大阪の医療法人錦秀会様の事例を作成いただきました。転載の許可をいただきましたのでこちらのブログでもご紹介させていただきます。概要錦秀会様は、錦秀会グループの中核として大阪市南部と堺市を中心に5 病院2 施設を運営する医療法人。同法人では、AITによる支援のもと、2023 年5 月に発布された厚生労働省のガイドライン「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第 6.0 版」への対応策としてホットクラウドストレージ「 Wasabi 」を導入。電子カルテシステムや医事システムのデータバックアップに有効活用している。 Wasabi導入前の課題遠隔地へのデータ保管に関する対策が不十分で、大規模災害により業務の継続に必要なデータがすべて失われるリスクがあった。Wasabi導入の経緯Wasabiの圧倒的なコストパフォーマンスを評価。Wasabi...