メディア&エンターテイメント、お客様導入事例

株式会社サマリー様導入事例  Amazon S3からWasabiへのバックアップ先移行で ストレージコストは1/3へ

Wed Jul 10 2024By Mayuko Yoshitome

人気宅配収納サービスの維持に不可欠な作業記録動画データ

Amazon S3からWasabiへのバックアップ先移行でストレージコストは1/3に、運用工数はゼロに

サマリーは、テクノロジーの力で私たちの日常を変えている企業の一つです。主軸となるビジネス「サマリーポケット」は、宅配型の収納サービスです。荷主は自宅にいながら、スマートフォンやパソコンを使ってモノの預け入れ、取り出し、管理が行えます。サマリー社のミッションは「テクノロジーで『所有』のあり方をアップデートする」。本や音楽、お金などがデータとして管理できるようになり、より便利になっている世の中で、すべての「モノ」をデータのように取り扱える未来を実現することをめざしています。

サービスの集荷・配送および倉庫内オペレーションのさらなる最適化を図るとともに柔軟性・拡張性をもったサービス開発のため、2021年10月には、自社開発の倉庫管理システムを導入し、保管センターを新設しました。

サマリーポケットのプランの中でも、最も人気のあるのが、荷主の預けたアイテムをスタッフが1点ずつ写真で撮影した上で管理ができる「スタンダードプラン」です。スタッフ作業の万全を期すため作業場と搬出ルートに数十台の作業記録カメラを設置。撮影された動画は、スピード感を持ってスタッフの作業プロセスを改善するためにも活用されます。

データはローカル環境に半年分保管されるとともに、クラウドにバックアップしており、こちらは半永久的に保管されます。データを削除しないのは、預かるモノの保管期間が数年単位の長期にわたる可能性があるからです。


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メディア&エンターテイメント、お客様導入事例株式会社インフィニットジャパン様導入事例 コスト試算の難しさから一度は諦めた外部保管サービス

ITV Studios Netherlands 、パフォーマンスを下げることなくストレージコストの削減に成功

ITV Studios Netherlands は世界中に13拠点を構え、バラエティに富んだ映像やエンタメコンテンツを生み出す、オランダ最大級のコンテンツ事業者です。あらゆるジャンルを網羅し、また多くのプラットフォームに向けた魅力的で有益なコンテンツを制作するだけでなく、制作した番組の配信、放映も行っています。また、国内大手の放送局への販売も行い、近年加入者に向けた様々なストリーミングコンテンツの制作、配信を担うITVXというストリーミングサービスも開始しました。課題:高まるストレージ需要への対応コンテンツ事業者として、ITV Studios Netherlandsは何層もの階層を有した膨大な容量のストレージを必要としていました。長年にわたって、元映像や編集過程で生じる様々な段階での番組データを、非常に重い企業データの保存先としても使用されているオンプレミスのクラスターファイル上に保存していました。そのクラスタファイルはテラバイト単位の膨大なデータを保存することが可能でしたが、時間が経つにつれ、容量が問題になってきました。古い番組や映像のみならず、新しい映像も保存し続けていたからです。その間、解像度は上がり4Kに到達していました。また、ファイルクラスタの容量が一定であるにも関わらず、ストレージ容量の需要は強まる一方でした。 インフラストラクチャとネットワークのチームリード、Jordy de Muijnk氏によると、会社のデータを保存していたオンプレミスのファイルクラスタは、まるで「高額な駐車スペース」のようになっており、その状況を打破するために、他のソリューションを検討していかなければならくなりました。De Muijnk氏は、過去数年間クラウドストレージについて検討してきましたが、下りと上りの転送料金が懸念材料となり、検討が進まずにいました。ITVは大容量の高品質で高性能なストレージが必要でしたが、AWSなどのプロバイダーを検討したところ高額で予算内に収まりませんでした。De Muijnk氏とチームメンバーはWasabiのパートナー企業であるReal...

レプリケーションとバックアップの違いとは?ビジネスにおけるデータ保護の選択肢を理解する

現代社会において、顧客情報、売上データ、製品設計といった企業活動を支えるデータは、まさに「企業の財産」です。しかし災害やヒューマンエラー、サイバー攻撃などにより、データ損失のリスクは常に隣り合わせにあります。万が一データが消失してしまったら、事業の継続はもちろん、企業の存続さえ危ぶまれる事態になりかねません。そこで重要となるのが、データ保護の観点です。この記事では、データ保護の選択肢として重要な「レプリケーション」と「バックアップ」の違いを解説し、企業にとって最適なデータ保護戦略について考えていきます。レプリケーションとは?仕組みとメリット・デメリットレプリケーションとは、簡単に言えば「データの複製を作成する技術」。元のデータがあるストレージとは別に、別の場所にもう一つコピーを作成することで、データを常に最新の状態に保ちます。レプリケーションの種類レプリケーションには、データの複製方向に着目した「一方向レプリケーション」と「双方向レプリケーション」、データの同期方法に着目した「同期レプリケーション」と「非同期レプリケーション」など、いくつかの種類があります。一方向レプリケーションと双方向レプリケーション一方向レプリケーションとは、データを一方的に複製元から複製先にコピーするタイプのレプリケーションです。複製先でのデータ編集はできませんが、シンプルなため高速で処理を行えます。これに対し双方向レプリケーションでは複製元と複製先の両方でデータを編集でき、変更内容は相互に反映されます。リアルタイムでのデータ共有に適していますが、競合が発生する可能性もあります。同期レプリケーションと非同期レプリケーション同期レプリケーションでは、データの複製が完了してから次の処理に移ります。データの整合性が保たれる一方で、処理速度は遅めです。一方、非同期レプリケーションはデータの複製をバックグラウンドで行うことで、処理速度を優先します。複製元と複製先のデータに時間差が生じる可能性がありますが、システムへの負荷が低く、処理速度が高速です。レプリケーションの特徴レプリケーションの3つの特徴を紹介します。データをリアルタイムで複製同期レプリケーションの場合、リアルタイムでデータの複製を作成します。つまり、元のデータに変更が発生した場合、ほぼ同時に複製データにも同じ変更が反映されるということです。このため常に最新のデータにアクセスでき、業務効率の向上に繋がります。システムの可用性を向上万が一、元のデータが保存されているストレージに障害が発生した場合でも、レプリケーションがあれば、複製データを使って業務を継続することができます。システムのダウンタイムを最小限に抑えることができるため、事業継続性の向上に大きく貢献します。災害復旧対策としても有効レプリケーションでは、地理的に離れた場所に複製データを作成することも可能です。そのため、地震や洪水などの広範囲災害が発生した場合でも、データの損失を防ぎ、迅速にシステムを復旧できます。なお多くのクラウドプロバイダでは、異なるエリア間でデータをレプリケートするリージョン間レプリケーションが利用可能です。レプリケーションのメリット・デメリットレプリケーションの最大のメリットは、データ損失のリスクを大幅に低減できることです。リアルタイムで複製が作成されるため、元のデータが消失した場合でも、複製データから復元することが可能です。一方、レプリケーションでは元のデータとは別に複製データ用のストレージが必要となります。そのため、ストレージ容量の増加に伴い、コストも増加する可能性があります。バックアップとは?種類とメリット・デメリットバックアップとは、特定の時点におけるデータのコピーを作成し、別の場所に保管しておくことです。万が一、元のデータが消失した場合でも、バックアップデータから復元することができます。バックアップの種類バックアップには、主に以下の3つの種類があります。フルバックアップすべてのデータをバックアップします。最も容量が必要ですが、復元が容易というメリットがあります。差分バックアップ前回のバックアップ(フルバックアップまたは差分バックアップ)以降に変更されたデータのみをバックアップします。フルバックアップよりも容量を抑えられます。増分バックアップ前回のバックアップ(フルバックアップ、差分バックアップ、または増分バックアップ)以降に変更されたデータのみをバックアップします。差分バックアップよりもさらに容量を抑えられます。バックアップの特徴バックアップは、特定の時点におけるデータの「スナップショット」を保存します。たとえば、毎日夜中の1時にバックアップを取得するように設定した場合、毎日夜中の1時のデータがバックアップとして保存されます。バックアップのメリット・デメリットバックアップは、複数の時点のデータを取得しておくことが可能です。そのため、過去の任意の時点にデータを復元することができます。誤ってデータを削除してしまった場合でも、削除前の状態に復元できる点が大きなメリットといえるでしょう。一方、バックアップデータから元のデータを復元するには「リストア」という作業が必要になります。バックアップデータの容量が大きい場合、このリストアに時間がかかることがあります。また、バックアップを取得してからデータが更新されている場合、その間のデータは失われてしまう点もデメリットです。レプリケーションとバックアップ、目的で使い分けようこれまで見てきたように、レプリケーションとバックアップは、どちらも重要なデータ保護の手段ですが、それぞれ異なる特徴があります。そのため、目的や状況に合わせて使い分けることが重要です。レプリケーションは「事業継続性の確保」に有効レプリケーションは、データの複製をリアルタイムで作成し、常に最新の状態に保ちます。このためシステムのダウンタイムを最小限に抑え、事業継続性を確保することに有効です。常にシステムが稼働している必要があるビジネス(たとえばECサイト)では、システム障害が発生してもサービス停止を回避でき、顧客に迷惑をかけるリスクを減らせます。バックアップは「データの保護と復旧」に有利バックアップは、過去の任意の時点のデータを復元できるため、データの消失や破損からの復旧に有利です。定期的にバックアップを取得しておくことで、ヒューマンエラーやシステム障害、サイバー攻撃など、さまざまな原因によるデータ損失に備えることができます。たとえば、顧客情報や財務データなど、重要なデータの保護には、バックアップが不可欠です。定期的にバックアップを取得し、安全な場所に保管しておくことで、万が一データが消失した場合でも、迅速に復旧することができます組み合わせることでより強固な保護体制をレプリケーションとバックアップは、それぞれ異なる目的や用途に適した技術です。そのため、両者を組み合わせることで、より強固なデータ保護体制を構築することができます。たとえば、主要なシステムにはレプリケーションを導入して事業継続性を確保し、重要なデータについてはバックアップを定期的に取得してデータ損失に備えるという方法が考えられます。まとめこの記事では、ビジネスにおけるデータ保護の重要性を踏まえ、レプリケーションとバックアップの違いについて解説しました。レプリケーションはリアルタイムなデータ複製によって、システムの継続的な稼働を支え、事業停止のリスクを最小限に抑えるための有効な手段です。一方、バックアップは過去のデータ状態を保持することで、障害発生時のデータ復旧を可能にする役割を担います。どちらの技術も、企業にとって重要なデータ保護の選択肢といえるでしょう。自社のビジネス要件やデータの重要度、予算などを考慮し、レプリケーションとバックアップの使い分け、あるいは組み合わせによって、より強固なデータ保護体制を構築していきましょう。...

企業の災害対策はなぜ重要?データ損失を防ぐクラウドストレージ活用術とは

企業活動にとってデータはまさに生命線。しかし、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震など、いつ起こるか分からない自然災害は企業が保有するデータ、そして事業継続そのものを脅かす深刻なリスクとなります。想定される経済損失、事業停止、そして信頼失墜のリスクを最小限に抑えるためには、災害対策、特にデータ保護の強化が急務です。本記事では、企業が今すぐ取り組むべき災害対策の重要性と、データ損失を防ぐための具体的な手段として、クラウドストレージ活用の有効性について解説します。巨大地震・災害から企業を守る! 今からできる対策とは?地震大国と呼ばれる日本。いつ、どこで巨大地震が発生してもおかしくありません。すべての企業は、災害による被害を最小限に抑え、事業を継続していくために、できる限りの対策を講じておく必要があります。想定される被害規模と企業活動への影響政府の内閣府中央防災会議によると、南海トラフ巨大地震による経済被害は最大で約220兆円と推定されています。これは東日本大震災で発生した経済被害の、約10倍に相当する規模です。参考:国土交通省|2.南海トラフ地震・ 首都直下地震対策について個々の企業においても、建物や設備の損壊はもちろん、サプライチェーンの寸断や従業員の安全確保など、さまざまな要素が事業活動に影響を及ぼすと考えられます。とりわけ企業活動の基盤となる「データ」が失われた場合、業務の復旧が遅延し、顧客離れや取引停止など、長期に渡り深刻な影響を受けることになるでしょう。企業はこうした甚大な被害リスクを認識して、早急な対策を講じる必要があります。事業継続計画(BCP)におけるデータ保護の重要性企業が災害に備えるためには、事業継続計画(BCP)の策定が不可欠です。BCPとは、災害時に重要な業務を中断させない、または早期復旧するための計画のこと。そしてBCPにおいて特に重要な要素となるのが、データ保護です。顧客情報や売上情報、設計図などのデータは、企業にとって重要な資産です。災害によってデータが失われてしまうと、事業の復旧が困難になるだけでなく、企業の存続すら危ぶまれる事態になりかねません。BCPでは、データのバックアップ体制の構築、災害時のデータ復旧手順などを明確化し、データ損失リスクを最小限に抑えることが重要です。災害対策にクラウドストレージが有効な理由とは?事業継続計画(BCP)において、重要なデータを守るための有効な手段として注目されているのが「クラウドストレージ」です。従来のオンプレミス型のデータ保管と比べ、災害対策の観点から多くのメリットがあります。安全なデータ保管を実現するクラウドの仕組みクラウドストレージは、インターネット経由でアクセスできるデータセンターにデータを保管するサービスです。物理的なストレージを自社で用意する必要がなく、低コストで導入・運用できることが大きなメリットです。また、複数のデータセンターにデータを分散して保管する仕組みを持つため、災害発生時にもデータ消失のリスクを大幅に抑えることができます。これが、クラウドストレージの大きな強みである「高可用性」です。さらに、クラウドストレージは、必要な容量を必要なだけ利用でき、データ量の増減にも柔軟に対応できます。そのため、急激なデータ増加にも対応でき、事業の変化に合わせた柔軟な運用が可能です。オンプレミス型と比較!クラウドストレージの優位性従来型のオンプレミス型では、災害時に備えて、バックアップ用のストレージを別の場所に設置する必要がありました。しかし、物理的な距離が近い場合、広範囲な災害が発生した際に、同時に被害を受けてしまうリスクがあります。一方、クラウドストレージは、地理的に離れた複数のデータセンターにデータを分散して保管するため、広範囲の災害にも強く、データ損失のリスクを大幅に低減できます。また、災害発生時のデータ復旧も迅速に行えるため、事業のダウンタイムを最小限に抑えられる点も強みです。さらに、クラウドストレージは運用負荷やコスト面でも優れています。オンプレミス型の場合、システムの構築・運用・保守に多大な費用と人手が必要になりますが、クラウドストレージでは、これらの負担を軽減できます。企業が選ぶべきクラウドストレージサービスの条件一口にクラウドストレージサービスと言っても、提供事業者やサービス内容によって機能や性能はさまざまです。企業が災害対策として導入する際には、自社のニーズや重要データの保護レベルに合わせて、最適なサービスを選ぶ必要があります。災害対策に最適なクラウドサービスを見極めるまず重要なのは、データの耐久性と信頼性です。データセンターの耐震性や電力供給の安定性、災害発生時のデータ保護体制など、信頼性の高いサービスを選ぶ必要があります。具体的には、データセンターの場所や設備、サービスレベル契約(SLA)などを確認しましょう。次に、データ転送速度と復旧時間(RTO/RPO)も重要な要素です。災害発生時に、どれくらいの時間でシステムを復旧させ、業務を再開できるかは、事業継続に大きく影響します。データ転送速度が速く、RTO/RPOが短いサービスを選ぶことで、事業中断による損失を最小限に抑えられます。さらに、重要な企業データを守るためには、セキュリティ対策も欠かせません。アクセス制御やデータの暗号化、セキュリティ認証など、強固なセキュリティ対策が施されたサービスを選ぶことが重要です。提供事業者のセキュリティに関する認証取得状況なども確認しておきましょう。クラウドを使ったデータ保護対策とは最適なクラウドストレージサービスを選んだ上で、より強固なデータ保護体制を構築するために、クラウドサービスの機能を最大限に活用することも重要です。例えば、複数のデータセンターにデータを複製して保管する「データの多重化」は、リスク分散に有効な手段です。万が一、1つのデータセンターが災害で損害を受けても、他のデータセンターからデータ復旧が可能になります。また、「遠隔地バックアップ」も重要な対策です。地理的に離れたデータセンターにデータをバックアップすることで、広範囲な災害時にもデータを守る確率を高められます。これらの機能を組み合わせることで、より安全で安心なデータ保管体制を構築できます。早めの対策が肝心! 安心できるデータ保管体制をいつ起こるか分からない自然災害のリスクから、企業の重要なデータを守ることは喫緊の課題です。事業継続を維持し、顧客からの信頼を守り抜くためには、データ損失対策は待ったなしと言えるでしょう。安全性の高いデータ保管体制を構築するためにも、早急にクラウドストレージの導入を検討することをおすすめします。適切なサービスを選ぶことで、災害発生時にも事業への影響を最小限に抑え、企業の安定的な成長を支えることができるでしょう。この機会に、自社のデータ保護対策を見直し、安心できる未来に向けた第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。...