INDUSTRY
クラウドの成功事例:あらゆる業界でWasabiがストレージの総コストを削減
すべての組織には何らかの使命がありますが、次世代を見据えた教育、質の高い医療の提供、画期的なメディアの制作、重要な公的記録の保護など、その内容は多岐にわたります。そして、どの業界においても大きな課題となっているのが、増加し続けるデータを効率的に管理・保護することです。
Wasabiは、シンプルでコスト効率の高いクラウドストレージソリューションによって複雑さや価格の高騰を回避し、あらゆる組織がデータを保存、アクセス、保護できるようにサポートします。
最新のeBook「Success Stories: How Wasabi Lowers Data Storage Costs Across Industries(クラウドの成功事例:あらゆる業界でWasabiがストレージの総コストを削減)」では、お客様が実際にWasabi Hot Cloud Storageを利用してデータを保護し、業務を強化した事例をご紹介しています。長年にわたる研究やデジタル授業の記録、医療画像のアーカイブ、メディアの膨大なビデオライブラリ保存など、Wasabiは様々な業種のお客様に以下のようなメリットを提供しています。
コスト削減-予測可能な価格設定で隠れた料金を排除し、最大80%のコストを節約
パフォーマンスの向上-コールドストレージ価格で高速のクラウドストレージを実現
セキュリティの強化-あらゆるレベルで多層的なゼロトラスト保護を提供
このブログでは、いくつかの導入事例をご紹介します。多様な組織に成長と革新をもたらすWasabiの詳細については、完全版のeBookをぜひご確認ください。
政府および公共機関のクラウドコストを削減
政府機関では膨大な量の機密データを扱っていますが、多くの場合、厳しい予算と厳格なコンプライアンス要件が伴います。特に自治体を標的としたランサムウェア攻撃の増加を考えると、安全でコスト効率の高いクラウドストレージがこれまで以上に求められるようになっています。
Wasabiはこういった公共機関に対して、安全なクラウドベースのオブジェクトストレージを提供します。また、Wasabiは大幅な低コストでストレージを拡張でき、省庁内や省庁間のデータ統合に最適です。さらに、Wasabi Hot Cloud Storageにはストレージ階層がないため、何をアーカイブ化し、何をすぐにアクセスできるようにしておく必要があるかを考えることに貴重な時間とリソースを費やす必要がありません。
ボーモント市、規制に準拠したストレージへの移行でセキュリティリスクを軽減
カリフォルニア州ボーモント市では、近隣の市や学区でランサムウェア攻撃が相次いだことを受け、市役所とボーモント警察署にローカルで保存されているデータのセキュリティ強化が検討されていました。その後、同市はWasabiのコスト効率に優れた安全なクラウドにデータを移行しました。これにより、物理およびデジタルの脅威に対する脆弱性を軽減し、刑事司法のデータセキュリティ要件に準拠した状態で総所有コストを削減することに成功しました。
WasabiとRubrikが連携したソリューションは、CJIS準拠やデータ復元にかかる時間など、すべての条件を満たしていました。私たちにとって、これ以上のサービスはありません。
カリフォルニア州ボーモント市、情報技術マネージャー、Edgar Trenado氏
メディア企業でアーカイブを活性化し、コンテンツを最大限に活用
広告会社やビデオ制作会社など、メディアファイルを扱う企業は、グローバルなデータ作成に大きく貢献しています。こういった企業では、魅力的なビジュアルの制作やダイナミックなビデオコンテンツの編集を行うために、安全かつスケーラブルなストレージが求められています。そのような中、多くの企業がWasabiを選択し、日々生成される膨大なデータを保存・保護しています。
これにより、映画会社、プロデューサー、放送局は、高価なオンプレミスストレージを使用しなくてもバックアップやアーカイブのニーズに合わせてデータへ迅速にアクセスすることができます。そして、コンテンツ開発を効率化し、メディアファイルの転送を数日ではなく数時間で実現できるようになりました。また、Adobe Premiere Proなどのツールとの統合により、リモートで編集作業を行うこともできます。
VIDA、WasabiでBBC Studiosのメディア管理を効率化
VIDAは、BBC Studiosのメディア資産を管理するうえで、大量の高品質メディアファイルを管理・保存しながら簡単にアクセスすることもできる、安価で高セキュリティかつ高性能なクラウドソリューションを求めていました。これに対して、Wasabiはコスト効率の高い価格体系と合理化されたアクセスを提供し、セキュリティ対策を強化してメディアファイルを保護しながら簡単に拡張、データ所得ができる環境を実現しました。
Wasabiの商用モデルと拡張性は、全体的なアーキテクチャに欠かせない要素です。
VIDA、マネージングディレクター、Symon Roue氏
教育機関の規制に準拠したクラウドストレージ
遠隔学習やデジタルソリューションを導入する教育機関が増えるにつれ、データストレージのニーズも複雑化しています。高等教育機関では、安全でアクセスしやすく、規制に準拠しながら学生と教職員をサポートするソリューションが求められています。
Wasabiはこういった業界においても、進化するセキュリティとコンプライアンスの要件を満たしながら機密情報を保護することが可能な、安全かつスケーラブルなデータストレージとして、多くの学校、大学、専門学校のIT管理者に選ばれています。
チャールズ・ダーウィン大学、Microsoft 365の規制に準拠したバックアップでリモート学習を支援
チャールズ・ダーウィン大学(CDU)では、特にオーストラリア全土の遠隔地から入学する学生数が増加しています。それに伴い、俊敏性、効率性、セキュリティに優れたITバックボーンの必要性も高まっていました。Wasabiは、CDUのMicrosoft 365データに対応する俊敏かつ効率的なITインフラと堅牢なクラウドバックアップのニーズを把握し、機密性の高い学生情報を保護するセキュリティ機能を提供しました。
大手ベンダーと取引すると負担がかかることもありますが、Wasabiではそのようなことは全くありませんでした。Wasabiからは真摯なサポートを受けられましたし、私たちの要望に沿った配慮をしてくれたと感じています。
チャールズ・ダーウィン大学、ITデリバリー担当副ディレクター、Scott Beven氏
パフォーマンスから保護までをWasabiが主導
安全性、拡張性、コスト効率に優れたデータストレージが成功に不可欠な時代において、Wasabiはさまざまな業界の組織から信頼できるパートナーとして評価を受けてきました。政府機関のセキュリティリスク軽減、エンタメ企業におけるメディア管理の合理化、教育機関を強化する俊敏なITソリューションなど、Wasabiは競争力のある価格設定、高いパフォーマンス、堅牢なデータ保護を通じて比類のない価値を提供しています。
WasabiがIT予算を最大限に活用する方法について、実際の成功事例をぜひご確認ください。
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Success Stories: How Wasabi Lowers Data Storage Costs Across Industries
あらゆる業界でデータの保存と活用の幅を広げたWasabiのソリューションをご確認ください。
新年が明けて1か月以上が経ちましたが、2025年の目標はまだ覚えていますか?その目標にはおそらく、販売ノルマの達成、顧客向けサービスのアップセル、クラウドストレージサービスに関する知識の向上などが含まれていることでしょう。Wasabiは、チャネル向けに設計されたクラウドストレージで効率を最大化し、利益率を拡大できる体制を提供します。また、Wasabiの多様なパートナー向けサービスを通して、お客様の目標を念頭に置いて設計された、独自の教育サービスをご利用いただけます。 最新トレーニングコースであるWasabi 技術認定は、チームで設定した目標の達成に向けたサポートを行います。このコースはシステムエンジニアやソリューションアーキテクトを対象としており、Wasabi Hot Cloud Storageの技術的な詳細や、お客様が最も求める機能について学ぶことができます。チームのメンバー全員がアクセスしやすく、使いやすい仕様になっています。トレーニングコースの内容トレーニングは、Wasabi Hot Cloud Storageの紹介と、Wasabi Account...
はじめに 2024年も、サイバー攻撃が多く発生した年となりました。特にランサムウェア攻撃は、驚くべき数で重要な機関に大混乱を引き起こし続けています。Sophosによるレポート「The State of Ransomware 2024」によると、2024年は59%の組織がランサムウェア攻撃の被害を受けました。標的となった企業の98%はデータを回復できたものの、大きな混乱と多額のコスト被害が発生しました。攻撃の際、要求される身代金の平均額は200万ドルでしたが、これに復旧費用が加わり、平均273万ドルのコスト負担が組織にかかる結果となりました。昨年、ハッカーは世界最大規模の組織や政府機関などに対して、業務の麻痺、データ損失、金銭的な損害を与えました。しかし、攻撃の多くは簡単な対策で軽減または完全に回避できた可能性があります。それでは、2024年に発生した破壊的なランサムウェア攻撃をいくつか見てみましょう。医療機関 2024年初頭、米国最大手の医療機関がランサムウェア攻撃を受けました。その結果、1億3100万人もの患者の記録が漏洩するデータ侵害が発生しました。流出した情報には、個人健康情報(PHI)、支払い記録、患者の社会保障番号、個人識別情報(PII)などが含まれていました。この医療機関は、情報が流出したことで数々の規制に基づく制裁を受けることになりました。さらに、処方箋を処理する目的などで提供していた医療ソフトウェアアプリの停止も余儀なくされました。また、決済サービスや歯科および医療記録アプリが停止したことで、医療に支障をきたし、患者の健康に影響を及ぼす可能性も示唆されました。課題 攻撃者は、盗んだ認証情報を使用して医療機関のネットワークとデータ資産にアクセスしました。実際、こういった攻撃は珍しくありません。Sophosのレポートによると、ランサムウェア攻撃の29%は認証情報の侵害をきっかけとしています。この医療機関では、多要素認証(MFA)が採用されていませんでした。そのため、攻撃者は盗んだ認証情報を悪用してネットワークへ侵入することができたのです。ユーザーとそのデバイスを認証する機能がなかったことで、正規のユーザーになりすました攻撃者を識別できず、侵入を防ぐことができませんでした。ソリューション MFAを採用していれば、攻撃の大部分を阻止できたはずです。MFAは、ネットワークアクセスを許可する前に、テキストメッセージや電子メールで固有コードを受信するようユーザーに要求します。これにより、盗まれた認証情報の使用をブロックすることができます。また、モバイルアプリを使用した新しいMFAモードでは、モバイルデバイスのなりすましによるSMSメッセージの傍受リスクを回避でき、より強力な保護が提供されます。さらに強力な認証対策になりうるのが、マルチユーザー認証(MUA)です。MUAでは、データの削除や暗号化、アカウントの変更や削除などを行う際、複数のユーザーが確認する必要があります。これにより、システムが侵害された場合でも、ランサムウェア攻撃による悪影響を軽減することが可能です。政府機関 ...
私は毎年、年末の時期に、新しい年がテクノロジー分野にとってどのような年になるかを考えます。トレンドの要素を考察すると、データストレージがすべてにおいて重要であるという当然の結論にたどり着きます。しかし、今年は異なるアプローチを採用しました。私たちは、さまざまな業界のパートナーやお客様に連絡を取り、2025年に何が起こるかについて彼らの視点に基づく意見を求めました。彼らには、持続可能性、AI、メディアに関するさまざまな専門知識があります。そのため、2025年に各分野で起こりうる変化やデータ需要について、ユニークな洞察を得ることができました。データセンターにおける再生可能エネルギーIT購入の意思決定において、持続可能性は引き続き大きなポイントとなっています。2023年の調査では、44%の回答者がクラウドストレージサービスを選択する際、パフォーマンスや拡張性よりも持続可能性を最も重要視すると答えました。データセンター業界において、問題となるのは土地や建物ではなく、電力です。持続可能性グループZerocircleの創設者Hemanth Setty氏は、この問題に真っ向から取り組んでいます。Setty氏は、AIの進歩(詳細は後述)は、データセンターのリソース消費を悪化させると考えています。電力と冷却を利用した再生可能ソリューションも存在しますが、これには地理的な制約が伴います。Setty氏は、データセンターの電力問題を解決する効率性は2つのアプローチによって生まれると述べています。それが、持続可能なデータセンターとエネルギー効率の高い計算です。計算負荷の高いワークロードの消費電力を減らすことができれば、再生可能エネルギーや冷却を利用した作業がより容易になります。現在、ストレージはコンピューティングほど大きなエネルギーを必要としません。CPU、特にGPUは大量の電力を消費しますが、HDDはそれほどではありません。実際、ディスクドライブの容量が増加すると、モーターは同じ量の電力を消費するため、ビットあたりの消費電力は改善されます。次世代のソリッドステートストレージが登場すれば(すでに存在するものの、回転ディスクに比べればまだ高価です)、同量のデータ保存に必要な電力量は、ほぼ10分の1に削減されると思われます。AIの進歩市場におけるAIの役割は、インターネットが初めて登場したときと少し似ています。インターネットが進化するにつれて、創造性と新しいアイデアが爆発的に増加し、これまで誰も見たことも、可能だとも思っていなかったことが実行できるようになりました。うまくいくもの、いかないものがあり、やがてすべてが落ち着きましたが、最終的には明らかに世界が変化しました。私は、AIも同じ道を進むことになると予測しています。IBM Cloud PlatformのゼネラルマネージャーであるUtpal Mangla氏は、AIはまだ始まったばかりだとしたうえで、AI普及とともに、以下の3つが大きく求められるようになると予測しています。1)オープン性多くの企業は、オープンなアーキテクチャやフレームワークを求めています。また、それらを深く理解し、ソースが何であるか、どこから来ているか、モデルはどのように構築されているかを把握する機能も必要です。2)ガバナンス顧客は、AIプラットフォームが信頼できるものであることを知る必要があります。その信頼を築くために、チェックとバランスの整備が求められます。3)データデータはAIの成功の基礎となります。データの品質と出所は、あらゆるAIモデルの構成要素となります。データセットのソースと信頼性は、テクノロジーとしてAIを普及させるうえで不可欠な要素です。Wasabiにとっては、3番目のポイントを特に重視しています。AIで行うことはすべて大量のデータを伴うため、この点における私たちの立場は非常にシンプルです。どの鉄道にもシャベルが必要なのと同じで、トレーニング用のデータが増えるほど、より良いモデルが作られます。メディアの需要メディアは長い間、ストレージの技術と実務を支えてきました。フォーマットの容量要件を考慮すると、ビデオストレージの需要は高くなる可能性があります。TDガーデンおよびボストン・ブルーインズの技術担当副社長、Josh Carley氏には、100年に渡るフランチャイズの歴史を守る責任があります。しかし、データが埃をかぶったゴミ箱の中に眠っていることは想像に難くありません。チームが閲覧、アクセス、維持することができなければ、データは無用の長物です。Carley氏は、大規模なアーカイブを維持する唯一の手段として、クラウドストレージを選択しました。拡張性の高いクラウドストレージがあることで、復帰した選手がアリーナを訪れる際や、ブルーインズのOBに敬意を表する際、必要なときに必要なデータを見つけることができます。実際、LTOテープからクラウドストレージへのメディア移行に対する関心が高まっています。映画、テレビ番組、スポーツイベント、ポッドキャスト、ニュース番組、インタビュー、ホームビデオなど、膨大なビデオアーカイブがテープの形で保管されています。これらのアーカイブを無視するのではなく、即座にアクセスして活用できるクラウドに保存したいと考える組織は少なくありません。放送局ITVのインフラおよびネットワークチームリーダーであるJordyde Muijnk氏も、メディアの将来におけるクラウドの役割について、Carley氏と同様の見解を示しています。確実に言えるのは、2025年には2024年よりも多くのデータが生成され、ストレージがあらゆる業界の企業や新興テクノロジーにとって不可欠な商品であり続けるということです。Wasabiは引き続き、データを手頃な価格で効率的に保存することを使命として掲げています。...