INDUSTRY

新たな1年のデータ増加に向けて有利なスタートを切る方法

Fri Apr 25 2025By David Ball

新年に向けた予測が行われる中、データ管理において確実に言えるのは、非構造化データが増加し続けているということです。IDC StorageSphereの予測によると、保存されているデータ全体の78%は非構造化データです。また、非構造化データは、2024年の5.5ゼタバイトから2028年までに10.5ゼタバイトに増加すると予測されており、年平均成長率は16%となる見込みです。この急増を後押ししているのがデジタルトランスフォーメーションです。非構造化データには、ビデオ監視、医療用画像、モノのインターネット(IoT)のセンサーデータ、そして現在ではAIおよびMLモデルとその学習に用いられる膨大なデータセットなどが含まれます。

この計り知れない成長のプラス面は、すべてのデータに潜在的な価値が秘められており、ビジネス上の洞察、運用効率、革新的な新しいソリューションや発見につながりうるということです。しかし、すべての洞察を引き出し、データ主導の世界で競争力を維持するためには、高度なインフラとAI分析ツールに投資する必要があります。また、指数関数的に増加するデータ量を効果的に保持、管理、保護する方法を見つけることも忘れてはいけません。

ご安心ください。Wasabiには、すべてのデータを手頃な価格で保存しながら、将来に投資するための資金を確保できるアイデアがあります。

今期の予算で、今後何年にもわたって必要となるストレージ容量を確保

多くの組織における予算モデルは、「使わなければ無駄になる」という方針に基づいています。1年間に割り当てられた資金が使用されなかった場合、それが翌年に繰り越されることはありません。期末になっても予算が使い切れないという方は、Wasabiの容量予約制ストレージをぜひご検討ください。1年・3年・5年単位で事前に容量を購入することで、さらにコストを節約することが可能です。

クラウド容量を今後5年後まで安全に確保しておけば、将来のストレージ予算を、AIを含む他の戦略に適用することができます。クラウドストレージの容量をどう活用すればよいか分からない方に向けて、代表的なクラウドオブジェクトストレージであるWasabi Hot Cloud Storageの使用例をいくつか見てみましょう。

サイバーレジリエンスのためのバックアップとリカバリ

今では、IT業界のほぼすべての人がクラウドオブジェクトストレージがバックアップや災害復旧に有効であることを認識しています。クラウドストレージは、安全で耐久性があり、コスト効率が高く、事実上無制限のストレージ容量を提供します。また、冗長性と自動レプリケーションが複数のデータセンターで共有されており、高い可用性と高レベルの保護が保証されます。最も重要なのは、オフサイトで使用することができ、データ保護やビジネス回復の絶対的な基準ともいえる3-2-1バックアップ戦略に準拠しやすいことです。

Wasabi Hot Cloud Storageが、貴重で機密性の高いデータ保護に最適であるポイントはまだあります。Wasabiは非常にサイバー耐性の高いストレージであり、データとストレージアカウントを、悪意のある行為者、自然災害、人為的ミスから保護する多層セキュリティを備えています。また、Wasabiは下り転送料やAPIリクエストが無料です。そのため、予期せぬ追加料金を請求されることなく、バックアップを何度でもテストしたり、インシデント発生時にデータを復元したりすることが可能です。

災害復旧や低レイテンシのワークロードに向けたデータレプリケーション

バケットまたはオブジェクトのレプリケーション機能を使用すると、同一または異なるストレージ領域にデータのコピーを複数作成することができます。データをさまざまな場所に複製することで、停電や天災などの地域災害が発生した場合でも、データを確実に復旧させ、アクセスすることが可能になります。また、リージョン間でデータを複製することで、低レイテンシの環境でもアクセスが高速化されます。Wasabiのオブジェクトレプリケーション機能によって、データがシンプルかつコスト効率よく複製され、よりパフォーマンスが高く回復力のあるインフラが実現します。

クラウド階層化とアクティブアーカイブでストレージのROIを向上

使用頻度の低いデータは、オンプレミスのサーバーから安価なクラウドオブジェクトストレージに階層化することで、ストレージの総コスト削減につながります。クラウドを階層化することで、オンプレミスの容量を重要なプライマリデータ用に確保し、コストのかかるアップグレードをしなくてもいい状態を保ちます。大抵の大手企業は、複数のサービス層に加えて、データを適切なサービス層へ自動的に移動する階層化サービスを提供しています。この場合、アクセス頻度の低いデータはウォームストレージ層に移動し、コールドデータは安価でパフォーマンスの低いアーカイブサービス層に移動します。

しかし、コールドデータが急に必要になる場合があります。たとえば、医師が2年前の患者の記録を確認する、監視システムの古い映像を取り出す、クライアントのメディアプロジェクトが突然必要になるなどの場合などです。コールドストレージに保管されたコンテンツやデータが急に必要になることが実際にあるとして、IT部門は、どのデータがいつ必要になるかをどのように把握すればよいのでしょうか。 

アクティブアーカイブで問題を解決

アクティブアーカイブは、ビジネス上またはコンプライアンス上の理由で保管しておく必要があるが、時々アクセスする可能性もあるデータの保存に適しています。高性能なクラウドストレージ層にはアクセス性も備わっていますが、大手企業では少々割高になる傾向があります。

一方、Wasabi Hot Cloud Storageは単一層で、アクティブアーカイブ専用に設計されています。さらにWasabiでは、AWS S3やAzureなどが提供する階層サービスと同等の高性能なサービスを、低価格で手に入れることができます。

最も重要なのは、下り転送料やAPIリクエスト料金が無料で、毎月予測できない追加コストが発生しないことです。コールドストレージ層に近い価格でデータに即座にアクセスできることから、私たちはこれを真のアクティブアーカイブと呼んでいます。

ビジネスおよびコンプライアンス要件に対応した長期保存

医療、金融、航空宇宙、通信をはじめとする規制の厳しい業界には、HIPAA、PCIDSS、GDPRなどの基準が制定されており、データを利用可能な状態にするだけでなく、長期間にわたって確実かつ安全に保管することが求められています。たとえば、医療業界では、医療画像などの機密データを長期間、時には患者の生涯にわたって保存する必要があります。

繰り返しになりますが、オブジェクトストレージはデータを長期にわたって保持するうえで非常に理想的な媒体です。Wasabiは、HIPAA、FERPA、CJIS、GDPRなどの主要な業界標準および規制に完全に準拠しています。私たちは、長期のデータ保存に適した信頼性の高いソリューションを低価格で提供し、お客様のコンプライアンス要件を安全に満たしています。

ビデオ監視のバックアップおよび保存に対するコンプライアンス

昨今、ビデオ監視データの保管にクラウドオブジェクトストレージを使用するケースが増加しています。高解像度のIPカメラや顔認識、画像認識などのAIツールによって物理的なセキュリティが強化されたことで、小売業や接客業などにおける監視に変革がもたらされました。ただし、こういった新しい技術を使用する場合、コンプライアンス上の理由や将来のビジネス分析に必要だという観点から、大量の非構造化ビデオファイルを保存する必要があります。

Wasabiは、ビデオ監視業界に特有のストレージニーズを解決するために多額の投資を行ってきた、数少ないクラウドストレージプロバイダーのひとつです。オンプレミスのVMSをクラウドに接続するためのハイブリッドソリューションが必要な場合でも、クラウドへ直接接続するストレージに関心がある場合でも、Wasabiは成功につながるソリューションおよび監視業界とのパートナーシップを提供します。

AI・ML分析とデータレイク

最後に、データ管理の世界における新しい「キラーアプリ」として、AIおよびMLとその分析が存在します。AIを活用してデータから価値を引き出す組織が増えるにつれ、膨大なデータセット、AIモデル、トレーニング出力を格納できるストレージ容量が求められるようになりました。

Wasabiは下り転送料がかからない低コストのクラウドオブジェクトストレージであり、理想的な選択肢です。WasabiのクラウドストレージはS3と完全な互換性があり、Snowflake、Datalakehouse、Equinixなどの主要なデータレイクや分析アプリケーションとシームレスに連携します。Wasabi Hot Cloud Storageをマルチクラウドデータレイクの一部として使用することで、コンピューティングとストレージを個別に調達して最善のプロバイダーを活用しながら、ベンダーロックインを回避することができます。

今すぐストレージ容量を予約しましょう

これらは、Wasabi Hot Cloud Storageへ投資するメリットのごく一部です。

データの増加は短期的な問題ではありません。データの価値が増大するのと同じ速さで、その量も増大しています。だからこそ、データの保存、管理、保護の問題はすぐには解決できません。

今期の予算が残っているかいないか、来期の予算を使用する必要があるかどうかに関わらず、Wasabiの容量予約制ストレージを使用して容量を確保しておくことで、将来のストレージ予算を他の重要なビジネスやITイニシアチブに素早く振り分けることができるようになります。

容量予約制ストレージを今すぐチェックし、見積もりを依頼をすることで、きっと未来の自分から感謝されるはずです。

バックアップとリカバリー

Wasabi のソリューション

データの損失を防ぎ、迅速にバックアップを行うことができます。高額なストレージの費用を払う必要がなく、コストの予測が可能です。

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データ活用を加速させる「構造化データ」と「非構造化データ」とは?

企業にとって、データは宝の山と言えます。競争優位性を築き、顧客体験を向上させるためには、データに基づいた意思決定が不可欠です。一方で、データ活用を成功させるためには、まず「どのような種類のデータが存在するのか」を理解しなければなりません。データには大きく分けて「構造化データ」と「非構造化データ」がありますが、それぞれの特徴や活用方法は大きく異なります。本記事では構造化データと非構造化データの違いを分かりやすく解説し、両者を統合的に管理できる「データレイク」の概念やメリットを解説。データレイク構築に最適なクラウドストレージの選び方も紹介していきます。構造化データと非構造化データの基本企業活動の中で日々生成されるデータは、大きく「構造化データ」と「非構造化データ」の2つに分類されます。これらはそれぞれ異なる特性を持つため、目的に応じた使い分けが必要です。構造化データの特長構造化データとは、データベースで管理しやすいよう、あらかじめ定義された形式に従って整理されたデータのことです。たとえば、顧客情報(氏名、住所、電話番号など)や売上データなどが挙げられます。これらは、主にRDB(リレーショナルデータベース)などのデータベースで管理されます。構造化データの特徴は以下の通りです。データ検索や整理が容易データが構造化されているため、特定の情報に素早くアクセスし、分析を行うことが容易になります。一貫性とスケーラビリティの強みデータの形式が統一されているため、データの整合性を保ちやすく、データ量の増加にも柔軟に対応できます。非構造化データの特長非構造化データは、定義された構造を持たないデータのことです。テキストデータや画像データ、動画データなど、私たちが普段目にする情報の大部分が非構造化データに該当します。近年では企業が扱うデータ量の増加とAI技術の進化に伴い、非構造化データの活用が注目されています。非構造化データの特徴は以下の通りです。テキスト、画像、動画、音声など多様なデータ形式顧客の行動履歴や市場トレンドなど、従来の構造化データだけでは得られなかった洞察を得ることが期待できます。データの柔軟な保存と利用が可能データ形式が自由であるため、さまざまな用途に合わせた柔軟なデータ保存と活用が可能です。AIや機械学習での活用自然言語処理や画像認識などの技術により、非構造化データからビジネス価値を創出できる可能性が広がっています。構造化・非構造化データをまとめて保存するデータレイク 企業では、これまでデータの種類ごとに異なるシステムで管理を行うのが一般的でした。しかし近年、構造化データと非構造化データを統合的に管理できる「データレイク」が注目されています。データレイクとは、あらゆる種類のデータを一箇所に集約した巨大なデータストレージ を指します。構造化データ、非構造化データを問わず、データレイクにはさまざまなソースからのデータを、そのままの形式で保存することが可能です。蓄積されたデータは用途に合わせて自由に抽出・加工・分析することができるため、ビジネスにおけるデータ活用を促進する強力な基盤となります。データレイクの利点データレイクは、以下のような利点から、多くの企業で導入が進んでいます。大容量データの効率的な管理データの種類ごとにサイロ化することなく、一元的にデータを管理することで、ストレージコストの削減やデータの一貫性確保に繋がります。非構造化データの検索・処理の柔軟性従来のデータベースでは扱いが難しかった非構造化データを容易に保存・検索・分析することが可能になります。データレイクの課題一方で、データレイクの導入にはいくつかの課題も存在します。取り扱いの複雑ささまざまなデータ形式に対応する必要があるため、データ管理の仕組みが複雑になりがちです。コスト大規模なデータレイクを構築・運用するには、相応のコストがかかります。これらの課題を解決するため、近年ではクラウドサービスを活用したデータレイク構築が増加しています。クラウドサービスを効果的に活用することで、低コストで柔軟かつ安全なデータレイク環境を構築することが可能です。構造化・非構造化データの管理に最適なクラウドストレージの選び方データレイクを構築するうえで、クラウドストレージの活用が有効であることは間違いありません。しかし一口にクラウドストレージと言ってもさまざまなサービスが存在し、それぞれ特徴が異なります。最適なサービスを選ぶためには、自社のビジネスニーズに合ったストレージ選びが重要です。クラウドストレージを選ぶ際は、特に以下の点に注目すると良いでしょう。ストレージの種類オブジェクトストレージ、ファイルストレージ、ブロックストレージなど、用途に合わせて適切な種類のストレージを選択する必要があります。データレイクを構築する場合、柔軟性と拡張性に優れたオブジェクトストレージを選ぶのが一般的です。費用ストレージ容量やデータ転送量、APIリクエスト数など、クラウドサービスごとに課金体系が異なります。長期的な運用コストを考慮し、自社の利用状況に合った料金プランを選択する必要があります。拡張性データ量は時間と共に増え続けるため、将来的なデータ増加にも柔軟に対応できるストレージを選ぶことが重要です。セキュリティ機密性の高いデータを取り扱う場合は、セキュリティ対策が強固なサービスを選ぶ必要があります。データの暗号化機能やアクセス制御機能などを確認しましょう。データ分析機能データレイクに蓄積したデータを迅速に分析できるよう、分析機能が充実しているサービスを選ぶことも重要です。これらの基準を踏まえ、複数のクラウドストレージサービスを比較検討し、自社にとって最適なサービスを選び出すことが重要です。特に近年では、低価格ながらも高機能なサービスが登場しており、データレイク構築のハードルは大きく下がっています。まとめ今回の記事では、データ活用を加速させるうえで重要な「構造化データ」と「非構造化データ」の違い、そして両者を統合管理できる「データレイク」について解説しました。構造化データはデータベースで管理しやすい形式で、売上情報など数値分析に役立ちます。一方、非構造化データはテキストや画像など多様な形式を持ち、顧客行動分析や市場トレンド把握などに活用できます。これらの異なる性質を持つデータを一元的に保存・管理することで、データ分析の可能性を大きく広げるのがデータレイクです。そしてクラウドストレージは、データレイクをより低コストで柔軟かつ安全に構築することを可能にします。...

教育機関でWasabi Hot Cloud Storageが役立つ5つのポイント

Wasabi Hot Cloud Storageとは? Wasabi Hot Cloud Storage は、優れた拡張性、安全性、コスト効率でデジタル資産を保護する革新的なクラウドストレージサービスです。また、高速かつ耐久性・信頼性の高いストレージインフラを提供し、様々なアプリケーションやプラットフォームに完全対応します。Wasabiのアーキテクチャには、手頃な価格で高いパフォーマンス求める企業や機関のニーズを満たす設計が施されています。Wasabiで得られる主なメリットの1つとして、拡張性の高さが挙げられます。教育機関は、新たなハードウェアへの投資や容量不足を心配することなく、データ要件の増加に応じてストレージ容量を簡単に拡張することができます。Wasabiのアーキテクチャはデータの増加にもシームレスに対応するため、あらゆる規模の教育機関にとって理想的なソリューションです。教育機関におけるデータストレージの課題データ管理に関して、教育機関ならではの課題が発生することがしばしばあります。代表的な課題として、以下の例が挙げられます。データ量の増加教育機関では、デジタルコンテンツがかつてないほど急増しています。学術研究から得られるデータリポジトリやマルチメディアコース教材のライブラリなど、生成されるデータは膨大な量に及びます。しかし、従来のストレージソリューションではこのデータ量に対応できず、ストレージインフラが過負荷になりデータアクセスが阻害されます。限られた予算教育予算には政府の資金、授業料、個人の寄付などが含まれますが、大抵の場合は不足しています。そのため、従来のオンプレミスストレージに多額の資金を費やすことはできません。ハードウェアの維持、ITスタッフの雇用、インフラのアップグレードなどにかかるコストは、あっという間に枯渇してしまう可能性があります。アクセシビリティデジタルコミュニケーションがますます標準になりつつある現代では、教育データへのアクセスを確保することが不可欠です。つまり、海外に留学する学生や遠隔地で働く教職員など、場所を問わずいつでもデータにアクセスできる状態が確保する必要があるのです。しかし、すべてのデータにリモートでアクセスし、すべてのコンピューターがクラウドに保存されている資料を取得できるわけではありません。そのため、教育機関は、技術リソース、場所、能力に関係なく、選択したクラウドストレージにすべてのユーザーがアクセスできる状態を確保する必要があります。これにより、誰もが学び、成功する機会を平等に得ることができるようになります。セキュリティとコンプライアンス機密情報の保護は、教育機関にとって最優先すべき事項です。学生の成績、教員のデータ、研究結果を保護することは、倫理的な面で義務とされるだけでなく、多くの場合、法的要件でもあります。しかし、小規模または個人でホスティングされているクラウドサービスの多くは、重要な規制基準を監査・遵守するためのリソースが不足する傾向にあります。 予測不可能なコストデータストレージにかかるコストを正確に予測することは簡単ではありません。クラウドプロバイダーによっては、価格体系が複雑で予期しない費用が発生してしまうこともあります。下り転送料とAPIリクエスト料金は特に予測しにくいため、多くの組織が経費を把握するのに苦労しています。また、これらふたつの料金は、予算を抑えたい企業が見落としがちな問題を与える可能性があります。下り転送料やAPIリクエスト料金は、データがクラウドから出たり、外部アプリケーションによってアクセスされたりする際に発生します。つまり、転送されるデータ量やデータの地理的な送信先など、さまざまな要因が関係することでコストが左右されます。世界中にユーザーを抱える企業にとって、下り転送料を予測することは非常に困難です。また、下り転送料は、ユーザーアクティビティ、データ取得パターン、ダウンロード習慣などの変化によって予期せず急上昇することもあるため、ますますコストを計算しにくくなります。Wasabiが教育機関に最適なクラウドストレージソリューションである5つの理由 セキュリティと予算の課題が多くある中でも、Wasabiは教育におけるデータ増加に対応する理想的なソリューションとして評価されています。ここからは、Wasabiが教育機関のクラウドストレージに与える5つのメリットをご紹介します。使いやすさWasabiは使いやすさを重視しており、教育機関にとって最適なソリューションです。直感的なインターフェースと簡単なセットアップで、専門的なITトレーニングを受けていない方でも、既存の環境にWasabiをスムーズに導入することができます。製品の統合も同様で、他の業務を中断することなく既存のデータ管理を行えます。Wasabiを使用することで、クラウドはもはや複雑な負担ではなく、シームレスでアクセス可能なツールになります。コスト効率とオンプレミスストレージ教育機関には予算の制約があるため、常にリソースを慎重に配分する必要があります。Wasabiでは、設備投資と運用コストを大幅に削減することが可能です。また、初期設定だけでなく、メンテナンス、ハードウェアのアップグレード、人件費のコストも節約できます。これにより、かつてはストレージインフラの維持に費やされていた資金を、教育体験の向上、奨学金の資金提供、研究イニシアチブへの投資に充てることができるようになります。低コストのクラウドストレージWasabiは、透明かつ手頃な価格設定で高く評価されています。複雑な価格体系や隠れた料金で混乱しがちなクラウド業界において、Wasabiのシンプルさは特に際立っています。Wasabiでは、下り転送料とAPIリクエスト料金が無料で、ストレージに対する定額料金のみが請求されます。厳しい予算で運営している教育機関にとって、この価格設定の明確さは非常に重要です。Wasabiでは、突然に出費が急増して不愉快になる心配がありません。予測可能かつ低コストなWasabiのクラウドストレージで、教育機関は資金計画を立てやすくなり、金銭的な混乱なしに一貫した質の高い教育を提供することができます。予測可能な価格設定Wasabiは、料金体系が明瞭なだけでなく、データ取得コストもわかりやすい価格設定になっています。中には、データにアクセスする際に驚くほどの出費が必要となり、教育機関に大きな負担を与えるクラウドプロバイダーも存在します。一方、Wasabiを使用すると、データの取得にかかるコストも常に把握しておくことができます。この予測可能性により、経済面における安全性と管理意識が向上し、十分な情報に基づいて意思決定を行うことができます。セキュリティ、コンプライアンス、データプライバシーWasabi Hot Cloud...

Backup as a service (BaaS) を利用すべき7つの理由

データのバックアップをこれまでと同じやり方で行うのは、もはや現実的な対策とは言えません。バックアップは電子メールと並んでコンピューターシステムに不可欠な機能です。また、企業のデータは意思決定と新たな成長を促す生命線となるため、災害が発生した場合に備えてデータの安全性を高めることが重要です。データを保管する場合、かつてはストレージサーバーのバックアップラックや専門家を頼る必要がありました。しかし、「As-a-Service」革命が起きたことで、特にクラウドベースのバックアップを重視するマネージドクラウドコンピューティング企業に大きな変化がありました。バックアップは今や、オンプレミスストレージの年間メンテナンスよりもコストを抑えながら、オフサイトで実行することができます。本稿では、信頼性の高いBackup-as-a-Serviceプロバイダーでクラウドをバックアップすべき7つの理由をご説明します。あらゆるAs-a-Service「As-a-Service」を使用する主なメリットは、使用量に応じた料金システムで多額の初期費用を削減し、サービスを導入しやすくなることです。企業でデータをバックアップする場合、ハードウェアではストレージ容量に悩まされることがありますが、Backup-as-a-Serviceの場合、アップグレードすることなく、チームの成長に合わせてストレージを簡単に拡張できます。データの増加は2年ごとに倍増すると予想されています。そのため、データ中心のビジネスを構築する上でこのような柔軟性は不可欠です。企業データバックアップの付加価値にフォーカスIT組織にとって、バックアップは不可欠ではあるものの専念すべき業務ではありません。クラウドにおけるBackup-as-a-Serviceは通常、一度設定すればその後は手間がかからないプロセスが自動で適応されます。しかし、従来のオンプレミスバックアップでクラウドと同じレベルの冗長性を実現しようとすると、継続的な維持と調整が必要になります。オンプレミスのバックアップに頭を悩ませる時間があれば、マーケティングや販売システム、モバイルワーカー、AI、機械学習、デジタルトランスフォーメーションなど、ビジネスの価値を実質的に向上させるプロジェクトを展開できます。CAPEXからOPEXへのシフト「As-a-Service」が広まったことで、資本支出(CAPEX)モデルから運用支出(OPEX)モデルへ移行しました。Software-as-a-Service(SaaS)が従来のソフトウェア購入の初期コストを削減したのと同様に、OPEXはIT予算の初期コストを削減します。多くの企業が好む購入モデルを使用することで、問題の発生時にチームで対処できるようになります。無限のストレージ容量企業でデータのバックアップをどうするか決める際、容量を元に考えるのは避けるべきです。つまり、データを保持するか削除するかの決断は、サーバーのバックアップ能力に左右されるべきではありません。しかし、従来のオンプレミスソリューションではコストがかかるうえ、容量が不足した際のアップグレードも困難でした。一方、クラウドベースのBaaSオプションはエクサバイトレベルまで拡張できるように設計されており、保存できるデータ量に実質上の制限がありません。低コストで高品質な専門知識を提供するサーバーバックアップBaaSの料金は、クラウドに保存するデータ量(場合によっては、クラウドから取り出すデータ量)に基づいて課金されます。しかし、BaaSには無料のメンテナンス機能も組み込まれています。そのため、通常であればサーバー管理に高額なコストと人材を投入する必要がありますが、BaaSでは追加コストなしで処理することができます。簡単に企業データをバックアップできるベストプラクティスWasabiでは、バックアップの3-2-1のルールを採用しており、3つのコピーデータのうち2つをメディアで、1つをオフサイトで保管します。従来のオンプレミスバックアップではこの標準を達成するのは困難でしたが、クラウドはストレージのベストプラクティスをすべて満たしています。さらに、プロセス全体を自動化できるため、データの冗長化がさらにシンプルになります。不変性を備えたS3オブジェクトロックなどの機能を追加すれば、ランサムウェアにも対応する無敵のセキュリティソリューションが手に入ります。災害復旧への小さな一歩データのバックアップをオフサイトに保存しておくことは、災害が発生した場合に主要なインフラを保護するうえで非常に有効な手段です。従来、データをオフサイトに移動するには、業者の手配や繊細な物理メディアの取り扱い、そして多くの時間とコストが必要でした。しかし、クラウドを利用すれば、バックアップとリカバリを数秒で自動的に実行できます。オフサイトのデータセンターから復元することで、サービスの中断を最小限に抑えながら迅速にデータを回復することができます。As-A-Serviceスイートの保護ほぼ半数(48%)の組織が過去12ヶ月間にランサムウェア攻撃を経験しており、そのうちの半数以上(51%)がSaaSデータを標的としています。それでも、ほとんどの組織は200を超えるSaaSプログラムを使用し続けています。WasabiとHYCUによるウェビナー「Averting the SaaS Data Apocalypse(WasabiとHYCUでSaaSデータの崩壊を回避)」では、リスクを見極めてランサムウェアからSaaS環境を効果的に保護する方法をご紹介します。...